託児所 保育士
託児所の特徴は、保育園などと違って認可されていない幼児教育の場の為、幼稚園教諭や保育士といった資格が特に必要とされないという点です。しかし、近年一部の託児所で、無認可である事によるガイドラインの甘さから様々な事故が起き、社会問題化しました。子供を預ける立場にしてみれば、保育園や幼稚園の数が足りず待機している中、藁をもすがる思いで託児所に子供を預けるという事もあり得ます。
その中で事故が起きてしまい、大切な子供の心身が危険にさらされてしまった場合、その託児所で仕事をするスタッフにとっても預けた保護者にとっても、取り返しのつかない事になります。子供の人生の事を考えて、しっかりとした組織に子供を預けたいと思うのはどの保護者にも共通した点です。託児所で求人を探す時、保育士の資格取得者は優遇されます。実務の中では子供が喜んだり些細な事でもうまく歓心を引き出せたりすることが託児所スタッフとしてのスキルの高さを証明するため、必ずしも資格を必要とせず。子育て経験があるだけで十分に仕事をしていけるのが託児所の特徴ですが、保育士は国家資格の為、信頼度は高く有資格者であればそれだけ保護者からも他のスタッフからも信頼されます。現況特に託児所も保育士を置くような法規制はないにせよ、今後様々な規制緩和と無認可の幼児教育施設の法制化が一致すれば、託児所も要員のうち何割かを保育士とするような法律が出来る可能性があります。
また、目安でしかないとはいえ、やはり資格がある場合と無い場合では待遇やキャリアパスが変わってきます。仕事を続けていく上で国家資格を取ったという事はとても励みになる為、それまで託児所で特に資格を持たず仕事をしていても、目指して損がない資格が保育士と言えるでしょう。チャイルドマインダーやチャイルドケアスタッフなど、独自性の高い資格が多数ある保育業界ですが、やはり国家資格が一番信頼感のあるライセンスです。